
北海道上川郡東川町

北海道上川郡東川町
北海道は旭川から25分、大雪山連峰の麓のまち。東川。
国内外から移住する人がどんどんと増えている。
東川には、上水道がない。蛇口をひねると出てくるのは大雪山のミネラルウォーター。その水をあらゆる生活水に惜しみなく使う、そんな贅沢が当たり前のようにある。
田んぼが大半を占め、人口は8000人足らず。
それなのに良質なカフェやショップはかなりの数が点在する。
コロナ共存の時代に住みたい町トップランカー、東川。
ここまでが東川の説明だが、どうして僕がこの町の記事を書いているかというと、旭川という町に弊社の新店舗をopenさせ、その新天地のパトロール(周辺地調査)をしていたところ非常に興味が湧いた。
脱・東京
脱・都会
一度コロナ禍を経験してしまうと、東京で当たり前だった満員電車にはアレルギー反応が出てしまうようになった。
そしてどう考えても人間が多すぎる。
日本の国土に対する人口から鑑みれば当然かもしれないが。
そんな当たり前の違和感に今まで盲目だったことにびっくりしている。
実は旭川に新店舗「Musicbar 参虎」をつくるに際して僕は初めて北海道の地に降り立った。
生まれてこの方37年間東京人でやってきた僕にとっては。
あまりにも広大だった。
僕の好きなロサンゼルスの空気にどこか似ていると思っていたら。夏の北海道はカリフォルニアと温度湿度が酷似しているそうで。
そんなところも肌に合ったのかなと。
歴史的なコロナ禍を経験して。
皆さんは何を思いましたか?
僕は、
「人としてどのように生きていくべきか」
ということを強く考えた。
そのときにパッと浮かんだワードは。
空気
森林
水
だった。
「水が合う」
という言葉があるけれど、それらの質がよければよいほど、僕の心は爛々としてくることを体感した。
と同時に、これはきっと自分だけではなくて、人間の真理だと感じた。
昨今、”多拠点生活”なんて言葉がトレンドになってるけれど、都会のよさと、自然本来の必要性と、それらをミックスするべく実践していきたいところ…?
「ライフスタイルの延長線上にある町」
東川という町に、現代人の可能性をみた。
▪️北海道
▪️東川
▪️旭川
▪️大雪山
▪️ミネラルウォーター
▪️上水道0%
▪️多拠点生活
▪️コロナ禍
▪️ライフスタイル
▪️自然と生きる
ここからは余談なのだけど、弊社が店舗をつくった旭川市と、隣町の東川で、人口の増減の差が顕著のようだ。
全国の地方都市で一様に抱えてる問題である少子高齢化と過疎化。北海道も例外ではなく大幅に人口減少が進んでおり、旭川市はピーク時の36万人(昭和60年)→33万人(現在)。
しかしお隣の東川町は8000人と規模は小さいかもしれないがこの20年で14%も人口が増加している。このご時世にも関わらず。
その秘訣に迫るべくこの本を手に取った。
一言でいえば「ブランディング」の賜物だった。
“日本マーケティング大賞 地域賞”を受賞するほどの辣腕にて、世界的な「写真の街」にならしめた。
決して資金をつぎこんだわけではない。
まちづくりのアイデアによるものだった。
人口減少に悩むJAPAN。
ヒントはここ、東川にあるかもしれない。
※北海道では旭川市、小樽市、函館市など軒並み人口減少する中で札幌市周辺だけは増加傾向にあり、一極集中が加速している。
つまり東川町は異例中の異例ということになる。