
GLOBE SPECS (メガネ)

GLOBE SPECS (メガネ)
メガネ。サングラス。
この言葉にピクッときたあなたはぜひ読み進めてほしい。
この歳になってようやく知ること、わかること、依然としてありますよね。
そんなお話し。
僕はいまや社長とかミュージシャン的なみられ方をするようになったけれど実はチャキチャキのスポーツマンでした。
身体うごかすの大好き!!
…なんだけど、あることが原因でめっきり遠のいてしまったのだった。
それが、メガネ。
高校2年生の春。
理由はなんなんだろう、原因不明だったんだけど、もしかしてLIMP BIZKIT(1994〜/USAジャクソンビル)のライブでモッシュ&ヘッドバンキングをし過ぎたからなのではないかと疑ってるが、兎にも角にもボクサーがなりがちな「網膜剥離」に右目がかかり視界の上半分が真っ暗になった。
見えなくなることの恐ろしさを痛感した。
(見えてて本当によかった。
それだけでもう他に何もいらないとまで思える。)
そんなわけで元々”近視”にさいなまれていた僕の目は強烈な”乱視”を迎え入れていよいよカオス状態に。
晴れてメガネっ子となり、メガネしてると走ったときブワンブワンなるし、何よりメガネをしてスポーツをしてる姿が僕には似合わない(と自分では思った)。
だからめっきりスポーツはやらなくなった。
それからだ、エレキベースを握りしめて日本武道館を、いや、ウッドストックフェスティバルを目指し始めたのは…。
まぁそんなわけでクルマを運転するときなど以外はロクに見えてもない裸眼で過ごす毎日。
あ、そうそう、コンタクトレンズは乱視が強すぎるがゆえにかなりの厚さを伴うからゴロツキがひどくって何度かチャレンジした末に引退。
メガネかける < ロクに見えない裸眼
を選んで僕はアスファルトを歩き続けてきた。
そんな20年間を送ってきたある日。
2021年某日。
当マガジンの姉妹サービスにあたる「3rdPlaceOnline」にて看板番組である”Namy& home”という番組にて。
パーソナリティの高波由多加さん・君嶋麻里江さんは無類のおしゃれ物知りコンビで。
そんなお2人がオススメしてくださったのが
【GLOBE SPECS】
というメガネのセレクトショップ。
一度伺ったときはおぉおしゃれだぁ~~と感激しただけで後にして。
なんかのときに!
という思いがこの年始に降臨。
2022年の景気づけにひとつ自分に奮発しよう!という動機にて。
再来訪。
なんとグローブスペックスさんは毎年ミラノで開催されている国際メガネストアアワード的な大会で2017,2018年と連続で大賞を獲ったほどの世界一の眼鏡屋さん、とのタレコミが!!!
たしかにおされだもんなぁ。
うーーんどれにしよう。。
キミに決めた!
迷いに迷った僕が手にしたのは
「AHLEM (アーレム)」
というフランス人女性がLAでつくってるブランドで。
http://www.globespecs.co.jp/products/brands/list.php?id=55
前回来たときも気に入ったのはアーレムだったし、やはり僕はLAが肌に合うんだなぁと再確認。
(余談だけど赤ワインを美味い!と思うとかなりの確率でカリフォルニアワインなのだ)
ルンルンとお会計しようとしたそのとき。
ここからが長かった。
ただならぬ丁寧さ。
そう、視力検査。
oh ソダヨネ!
ひさしぶりだなぁコレ。
好きだよ、なんか気球とか見ながらさ!
なんて〜のはただの夢想だった。
オーナーさんらしき素敵おじ様。
お眼鏡がよくお似合いのイケオジ様。
険しいカオ。
ものっそい眉間にシワ寄っとる。
そして申し訳なさそうなカオになり。
僕に一言。
「少々お時間いただけますか?」
ゴクリ。
思わず息を飲んだ。数年ぶりに。。
というわけでつまりやはり僕の目はかなりイカれた状態だったようだ。
左目しか使えてなくて右目が機能してない…
的な。
そんな状態なのできっと今までのメガネ屋さんはお手上げだったんだろうと。
あきらめられてたみたい。
でもね!!!
そのイケオジ様が推奨する僕の僕だけのためのオートクチュールレンズにすることで、なんと右目が復活しますよ、と!!!!!
まじで!!???
思わず跳び上がった。
(心の中で)
このあきらめかけていた、いやむしろあきらめていた『よく見える人生』が。
このおれに降り注ぐというのか….!??
ぐぬぅ…。
2週間後、出来上がった眼鏡を受け取った。
AHLEMのメガネ。
ヴィンテージゴールドフレームのイカしたメガネ。
かけてみた。
クランクランした。
店員さんが何やら調整を始めた。
やはり30分くらいかかった。
が、お医者さんに勝るとも劣らないほどの鋭い眼光。
この人は全身全霊でこのアーレムを僕の顔面にFitさせにきとる….
気迫しかなかった。
30分後。
見事にフィットしたレンズの向こうには美しくも研ぎ澄まされた解像度4Kの景色が広がっていた。
おじぎしてグローブスペックスを後にした。
そしてNamy& homeの高波さんと君嶋さんに感謝した。
これまで人生37年。
いろんなことを経験したつもりだったけど、まだまだこの世はでっかい宝島なんや。
地球(渋谷)がこんなに美しかったなんて…。
おそらく軽くスキップ調になっていたであろう僕の眼前にあらわれたのは大好きな喫茶店「ケニヤン」
日本紅茶協会に「おいしい紅茶店」に認定されている30年以上続く名店。
よし、ここで一人祝勝会だ!!
名物のチャイミティー(チャイミルクティー)を欧風ビーフカレーに合わせて、我らがアーレムをON。
そこから渋谷駅までの帰り道、人生で初めて見えすぎる眼力を手にした僕はいろんなものが気になってしまい渋谷駅に辿り着くまでにマジで3時間くらいかかってしまった。。
(実際は徒歩10分程度です♪)
たまたま買ったインテリアデザイン本にGLOBE SPECS代官山店が掲載されていたのでそちらの画像でお別れです。
視力でお悩みの方はぜひ一度グローブスペックスへ!!!
GLOBE SPECS